ベースの音を巡る冒険その3

これまでの経緯。

ベースを巡る冒険。 - reverbtapeのブログ

ベースの音を巡る冒険その1 - reverbtapeのブログ

ベースの音を巡る冒険その2 - reverbtapeのブログ

 

2ヶ月程旅を続けて、今回の冒険に答えが出た!

http://pds.exblog.jp/pds/1/201405/30/31/e0053731_17415716.jpg

 やっと巡り合えました。欲しい!と思ったベースに。

こちらはPhychederhythm社のPhychomasterベース。色はサンセットオレンジ。

Jazzmasterの形をしたジャズベース。仕様はこちら

最初はルックスに惹かれたのだけど、音も最高。とても抜けのいい音で出過ぎる事なく、ちょうどいい!これはバンドサウンドに合う音。

他に気に入ったところは、工房が恵比寿にあること。何かあったらすぐにみてもらえるし、とても対応がよくこれからも付き合っていきたいなって思えたから。この型のベースは世界に3本しかないんだぜ。なんかそこもにやーっとするポイントだ!

ちなみにPhychederhythm社はZAZEN BOYSの吉田さんやチャットモンチーの福岡さんが使っていたりプロの方も愛用されているブランド。みなさまカスタムなのですがね、カスタムでも32万から出来るとのこと。

まぁ、ベースを買ったからって自分の技術が変わる訳ではないから、このベースに恥ずかしい思いをさせないようにより練習をこなさないとだ!本当は今のベースで技術力を向上する!って思ってたのだけど出会ってしまったからしょうがない。

 

http://instagram.com/p/qlys3WP10V/

似合ってるやん、私!9月のライブまでに調整していきます。

さてさて、このベースに出会えるまでどんな冒険だったかまとめておきます。

全部試して弾きしました。

 

Phychomasterに出会うまでの冒険

今持っているベース fender japanのJB 75年っぽいモデル

やっぱり fenderUSAほっほしいな‥。現行モデルから探すか

http://www.fender.jp/images/product/2467/main.jpg

AMERICAN VINTAGE '64 JAZZ BASS® : American Vintage Series : Jazz Bass | ジャズベース : Electric Basses : Products 製品カタログ:Fender Official Site Japan | フェンダー・オフィシャルサイト・ジャパン

今の現行モデルだと、1番高くてちゃんと作ってる?Vintageシリーズ。音はあぁーvintageっぽいんやろうなーっていう普通の音。いろいろ弾いてて思ったけど、fenderってどよーーんとした音だな。これでもよかったけど、これだ!っという衝動はないのでとりあえず保留。

Vintage高いからスタンダード弾いてみる

http://www.fender.jp/images/product/1718/main.jpg

AMERICAN STANDARD JAZZ BASS® : American Standard Series : Jazz Bass | ジャズベース : Electric Basses : Products 製品カタログ:Fender Official Site Japan | フェンダー・オフィシャルサイト・ジャパン

感想もくそもない‥普通や。これにお金を費やすなんて‥!って思ったので却下。

国内ブランドを気にしてみる

http://bass-japan.ocnk.net/data/bass-japan/product/20131221_7a6082.jpg

MJB1-STD/NJ or M - MOMOSE Custom Craft Guitars Official Site

このベースは優秀。出木杉君的ポジション。日本人の事考え過ぎやろってぐらい、ネックが握りやすい。音が滑らか。新品で16万〜18万あれば買えるってのがすごい。でも知ってるプロの人が居ないなぁって事で保留。あと某ヴィンテージのお店の兄ちゃんに、優等生の音を出してロックやるんですかと挑発されたってのもある笑

あっ新品高いし中古探すか。

http://www.watanabe-mi.com/images/product_images/m/38611.jpg

fenderUSAのアメリカンヴィンテージシリーズの62年モデル。このサンバースト系ベースがめちゃくちゃ出回っていた。特に2006~のもの。中古で12万〜から買える。

音は普通です。妥協で買うって感じです。

せっかくなので本物のvintageもの中古も弾いてみるか

音はすっごい好きだけどお金が‥。あと中古の悪いところを見分ける能力が足りてない‥。vintageを扱っているお店で72年のプレジョンベースを弾いたけどええやん!となりjazzbassで考えていたのに選択肢が増える。

プレジョンベースも視野に入れてみる‥あかんわからんすぎ‥70年代初期のfenderプレベはネックが細いから弾きやすいけど。うーん。迷走する

自分の好きな音って?憧れのベースって?ってことで何気にリッケンの4003を弾く

http://www.altomusic.com/media/catalog/product/cache/1/thumbnail/460x440/8a02aedcaf38ad3a98187ab0a1dede95/1/0/10055420/4003JETGLO-Rickenbacker-4003-Bass-Jet-Glow-Black-with-Case.jpg

おお!当たり前だけど好みの音だ!昔の音楽が好きな私に響かない訳がない。実は知らなかったけど、ハンドメイドで作ってるんだ!とより惹かれる。warpaintの人が最近では弾いているので音源を聴きながら考える。うーんエッジが経つなぁ。今のバンドに合っているのかというと疑問だ‥。あとメンテが大変だ‥うーん。と悩む日々。

リッケン購入にあたり、弾いているミュージシャンを探しに検索する。あれ?あんまりいない‥。てかみんななんのベース使っているの?と興味を持ち「○○(アーティスト名) 機材」と検索する

みんなfenderも使っているけど、意外と国内メーカーも使っているんだ。

実はこんなサイトがある。 ベーシストの機材.COM

いろいろみていたら、ZAZEN BOYSの吉田さんがPhychederhythm社を使っていると知る。ん?知らんぞ、そんなメーカー。工房が恵比寿‥あれ?会社帰りに行けるぞ。

Phychederhythmに行く。Phychomasterに出会う!

やったーー!という経緯である。

その他にもいろいろ調べていたり、楽器屋に話を聴いてたりする。今回は弾いた楽器しか載せていません。なかなか調べ出すと楽しいね。

 ひとまずベース本体の旅は一旦終了。

実はこれとは別に、技術ブログの旅と、エフェクター等の事もめちゃくちゃ調べている。次回はエフェクターの旅をお送りします。こんなとか。

http://instagram.com/p/px_XaTv14y/

 

 

ベースの音を巡る冒険その2

ここは行った楽器屋とお店の対応を中心に。2ヶ月弱程の旅の記録。

※あくまで個人の感想なので‥叩かないでね。

 

東京在住なので、とりあえずお茶の水に行こう!という事で行ってきました。

最初の結論から言うと、お茶の水の楽器屋では買いたくない。オラオラしすぎ!

そしてあそこはギターの街で、ベースを置いているところは少ないです。

 

お茶の水

・ギタープラネット ベース館

ここはお茶の水唯一のベース専門店。対応と価格は普通。

・下倉楽器

店員がやる気のないおじさんだった。商品の保存状態はあんまり‥。

・黒澤楽器

ここの店員さんは、めちゃオラオラしてたっていうよりギラギラしてた。

やりずらい‥試し弾きは放置してもらえるので楽だったけど。

石橋楽器

お茶の水店はやたらせまい所にぎゅうぎゅうに楽器が押し込まれている。楽器がかわいそう‥店員の知識はあまり無さげ。

・VIPギター

ここは店員の質がやばい‥。絶対買いたくない。そして自社ブランド多い。

2Fのヴィンテージフロアの兄さんは、ヴィンテージについてたくさん教えてくれたからええ人やった。けど値段が高い‥。

・BIG BOSS

ネットですぐに自社ブランドを進めてくるから気をつけろと書かれてたので、半分からかいに行ったらものの5分も経たずに進めてきて笑った笑 ローン当たり前やろ主義すぎてここも買いたくない

 

お茶の水のおらおら対応に疲れたから、別のエリアに移動。

○新宿編

石橋楽器

新宿店。最近は中古フロアもできた。ここの兄ちゃんは親切すぎてありがたい。21歳の兄ちゃんとは仲良しで、裏情報をたくさんもらいました。

・ロックイン

中古フロアと新しいもののフロアなど3館に渡っている。特に対応は悪くなかった。

○新大久保

中古が多いとの事だったので、行ってみた。

・THE中古楽器

値段は安いが、楽器の扱い方がひどい。試し弾きもせずに帰る

・ハイパーギターズ

ヴィンテージを取り扱っているお店。博物館として見に行くと楽しい。こちらは値段をみたら怖くて弾けなかった‥

・黒澤楽器ベースセンター

ウッドベースが多い。エレキベースは少ない。店員がちゃらい感じがした。

 

他はデジマートやJギターをみて、お店に問い合わせてみたりした。行ってみたい楽器屋もあったけど、結局は店員の人柄で買うか買わないかを考えているみたい。あと値段の付け方と。

ベースの音を巡る冒険その1

6月からベースの音を巡る冒険にでました。

というか私、ギブソンフェンダー、リッケンとかの大手メーカーしか知らない事に気付きました。オーマイーガットトゥギャザー!

 

まずはメーカーを調べる事からはじめよう。

楽器屋を巡りながら知りました‥。

○国内のメーカー

・Psychederhythm http://www.psychederhythm.com/1.htm

東京・恵比寿にある工房。ZAZEN BOYS吉田一郎さんが使っているメーカー。デザインと音の抜けがいい!今回はここにお世話になる予定。

・Atelier Z http://www.atelierz.co.jp/

あの恐ろしいベーシスト(上手すぎて)KenKenが使っている事でおなじみ。

私の印象はガチ5弦ベースプレイヤーのイメージで自分にはちょっと‥。

・Sago http://www.sago-nmg.com/

Spitzの田村さん(私の憧れのプレイヤー)が使っているブランド。その他、結構国内のミュージシャンが使っています。オーダーメイドもできる、尼崎の工房。木の材質はサーモウッドを使っていて湿気に強いとか。日本向けすぎて素晴らしい。

・momose http://www.deviser-momose.com/

ここのブランドのベースを弾きましたが、何より音がよくコスパ最強!ドラえもんのキャラだと出木杉君的立ち位置。不良少年のfenderと大違い。日本人向けに作られていて、ネックがとても握りやすい。

あとはMOON、COMBAT、バッカス、Crews Maniac soundなどなど書き出したら切りがない。

その他はここをみてください笑 

ベーススレまとめwiki - ベースのメーカー

 

○海外メーカー

fender

泣く子も黙るfender。ここは奥が深く、頭が痛かったー。なにせ歴史が複雑すぎるし、年代によって使っている材質や部品等々違う。噂によると、現行モデルは品質が悪くなる一方らしいー(楽器屋の兄ちゃん調べ)。でも60年代ヴィンテージのベースなんて買えないよ!

Gibson

こちらも有名。サンバーストとかSGのベースとかあります。ネットの情報等によるとベースは評判がよくないとのこと。そういえば使っている人は少ないよね、って事であんまり調べませんでした。

・Ricken backer

一般的にはビートルズのイメージしかないよね‥。The Whoのジョンエントウィッスルのベースが好きだなぁ。最近はwarpaintの人も使っている。リッケンはルックスも音も好きなのだけど、バンドで音を出すとなると限られてくる。また、メンテ面においてめんどくさかった。トラスロッドが2本なので、調整は個人では不可能。ピックアップを換える人が続出。うん、50歳ぐらいになったら買おう笑

 

こちらも書いてらんねぇーからwikiみてください笑

という事で次へ続く。

 

 

 

ベースを巡る冒険。

気づけばもう7月‥!久々の更新です。

随分前ですが、5月にライブをしてきました。富山と京都と。

あまりにもプレイヤーとしての自覚がなさ過ぎる事に、猛反省‥。

それ以降、音作りのお勉強や、演奏技術を向上させるように練習する毎日です。

この6月-7月をどう過していたか、このブログにまとめておきたいと思います。

 

まず行なった事は、機材のメンテと見直し。

私が使っているベースは、Fender JapanのJBです。20歳ぐらい?に新品で買いました。

こだわりは全然なかったのですが、バンド活動をすぐ開始したかったのでルックスが気にいったものを買いました。そしてこの10年、リペアをしてもらった事がありません。

うちのメンバーから音の指摘をうけて持っていきました。

http://instagram.com/p/osN1oIP11i/

 

基本的なものは全部直りましたが、デッドポイントは直らず‥。

多分自分の弾き方を工夫すれば何とかなる、らしいです。

修理してもらっている間にこんな事を考えていました。「そいえば他のメーカーの楽器ってどんな音するんやろ‥てかサスティンって何やねん‥」。

 

そうだ、楽器屋いこう。

次の週から楽器屋を巡る冒険がはじまりました。

 

次に続く。

 

 

 

 

 

2014年1月2月のイベント

 1月も後半、早いなー。ラジオ聴きながら本を読むのが最近のパターン。

冬はインプットの時期なので思い立ったらお出かけを。最近は頭のおかしい人とお話したいな。ではざっと1-2月のイベントを。

 

■テクノロジー的なのとか、web系のイベント

・2/1 SUPER FLYING TOKYO http://www.rhizomatiks.com/event/superflyingtokyo/

ICCでの展示も好評だったライゾマティクス主催のイベント。売れっ子真鍋さんと親交のあるアーティストを招いてのトークイベント。アート、テクノロジー好きは是非。

・2/15-2/16 FITC Tokyo 2014 http://fitc.ca/event/tk14/

レベルが高そう!

・2/22-2/23 Music Hack Day  http://new.musichackday.org/

ヨーロッパらへんだっけ?MIDEMでも開催されている音楽のハッカソンが日本に上陸。来る来る詐欺のspotifyがAPI提供するとか。これ私行って泣かされてきます。

 

■アート

・2/5-2/16 第17回文化庁メディア芸術祭  http://www.tokyoartbeat.com/event/2013/9DC6

この季節がとうとうやってきました。年々規模縮小傾向にあるのがちょっと心配。だけど行く。平日は金曜日の夜、土日は朝一に観に行くのがオススメ。

 ・2/1-アンディ・ウォーホール展:永遠の15分 アンディ・ウォーホル展:永遠の15分 | 森美術館

国内最大らしい!これはちゃんと観ておきたいなー。六本木アートナイトの時期ともかぶるので真夜中に観に行っても面白いかも。あーでも去年の会田誠を夜中にみたかった! 

その他、開催中

さわひらき http://www.tokyoartbeat.com/event/2013/F938

みうらじゅん いやげ物展 http://www.cinra.net/news/2014/01/08/124002.php

他にも東京藝大、多摩美などの卒業制作展もありますー。

 

音楽はしばらくフェスがないのでおやすみ、個人的にdownyを観に行く。あとっホステスのwarpaintみたい‥。映画はこの間ビフォアミッドナイトみたから満足。どちらかというと過去の邦画がみたい気分。またいいのがあれば追加していく。

あー早く春になれ。

怒髪天の武道館に行ってきた。

http://instagram.com/p/jDyE38P101/

怒髪天の武道館ライブに行ってきた。今も興奮してか、眠れない。

結成30周年ではじめての武道館。とっても素晴らしいライブだった!何回も泣いてしまった。こんなにミュージシャン、スタッフ、ファンに愛されるバンドはいないんじゃないだろうか?終演後もたくさんの人がTwitterで感想をツイートしている。Twitterを眺めながら余韻に浸っている、今。

【ほんと、どうもね】怒髪天武道館まとめ【あのバンドもキタ〜】 - NAVER まとめ

夢の様な時間だった、幸せだ。音楽も好きだけど、やっぱり怒髪天の人柄が好き。格好良く振る舞える事も出来たはずなのに、終始感極まって泣いてしまう増子兄ィは愛しくて仕方ない。そしてその姿をみて、泣いてしまう界隈もまた愛おしい。武道館は愛に溢れていた。

30年間いろいろあったと思う。だけど同じメンバーで走り続けている姿は私にとって、希望である。いつか続けていれば自分の夢だって叶うのではないかとも思えてしまう。一緒に走れる仲間がいるっていいな。4人ともとてもいい顔をしていたなぁ。本当にいいバンドだ!あの4人みたいに私も筋を通して、まっすぐに進みたい。そして誰からも愛される存在でいたいなぁって思う。誠実に、自分に正直に。それがパンクだって教わったんだった。忘れていたものを思い出させてくれる、大切な日だった。

怒髪天怒髪天をきっかけに出会えた仲間よ。ありがとう。そしてこれからもよろしく!明日からも頑張るぞ!


怒髪天 MV「歩きつづけるかぎり」 - YouTube

どうだいぼくと指切りしないか

少し前になるのだけど、大瀧詠一さんが亡くなられた。日本を代表するメロディーメーカーの死はとっても悲しい。だけど、ゆっくり彼の音楽を掘り下げる事なく今まで過してきた自分はもっと悲しい。さらに言うと亡くなったニュースを聴いて音楽を再評価してしまう自分は最高に悲しい。やりきれない。

はっぴーえんどや彼がプロデュースしたシュガーベイブはとっても好き。あぁそこで満足してた。

そんな私にも、唯一強烈に好きな曲はある。

指切りっていう曲だ。ベースが細野さんなのよね、無駄がないベースライン。

奥田民生さんは昔、音が鳴っていないところにそのアーティストの宇宙を感じるとかそんな事を言っていたけど、この曲は宇宙を感じずにはいられない!音と音の間が最高に気持ちがいい。色気も感じる。彼と彼女に流れる空気を想像してしまう。カッコよすぎてため息がでる。


指切り【大瀧詠一】 - YouTube

 いい曲ってトラックを永遠と聴いていられる曲がいい曲だと思っている。

この曲もまさにそう。アウトロなんて半日流れてても飽きない。

70年代のアーティストのセンスって何だろ、ルーツはなんだ。ちゃんと研究したいな。どうやったらこんな音楽が出来るのだろう。

あぁ‥考えれば考える程、亡くなった事が悲しくなってきた‥。これから掘り下げます‥うぅ‥。